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【体験談】労災隠しされてもすぐ転職するな、「労災隠しをネタに交渉」しろ。

社会問題化している労災隠し。一流と言われている経団連加盟企業でも残念ながら労災隠しは存在します。ぼくも労災隠しで地獄に突き落とされました(しかも経団連に加盟している超超超超大企業)。

 

企業側としては、犯罪がなかったことにしたい。労働者としては、謝罪や金銭的な補償をしてもらいたい。

 

ぼくの場合肉体的・精神的にズタズタになって転職も考えました。でも被害にあって転職って、まさに企業の思うつぼ。だって犯罪をなかったことにしたいんだもん。さらに勤続年数が短ければ退職金も大幅減額されるしね。

 

そこで、ボロボロの体を引きづって、労災及び労災隠しの客観的な犯罪の証拠集めまくりました。

・過去の勤務時間の記録を保全(就業記録改竄前の就業実態を証明)
・膨大な未払残業代が発生している事実
・就業記録の改竄を人事部が認識していたことについて話した電話内容を録音
・三六協定が適用されており問題ないという会社見解をメールで入手(うその証拠)
・人事面談で会社も労働状況に問題があったという認識について話している会話を録音
・産業医面談のカルテのコピー(写真)を確保
・産業医の面談で、就業実態がデタラメで、産業医が休養を勧めている会話を録音
・産業医の勧告にもかかわらず、会社が十分な対応をとらなかったことを記録

 

企業側がぐうの音もでないほど、犯罪の証拠を集めたうえで、今後の処遇を交渉します。
「おぅ。お前どうしてくれるんだ。誰がどうやって責任とるんだよ?」てな感じ。

 

逮捕者が大量に発生してもおかしくない事件だったので、企業側も火消しに必死でしたよ。
未払賃金、労災隠しの客観的な証拠を突きつけたところ、最後まで犯罪を認めませんでしたが「未払賃金の支払」と「ちゃんとした職場」へ異動させてもらいました。

 

よく、こんなことをして将来の出世に響くとか言う人いるけど、そんなの無視。いったいどっちの味方だよって言いたい。

 

企業犯罪に対する社会の目は厳しくなってるので、絶対泣き寝入りせずに損害を取り戻しましょう。くれぐれも安易に企業側が大喜びする退職・転職はしないようにしよう。

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