日本は終身雇用を前提とした労働システム。実力主義が導入されてきたとはいえ、若い頃の給料は低くやりたい仕事をするチャンスも多くありません。
特に大企業の人事異動は、玉突き人事と言って、1人の人事異動をするには必ず後任を決める必要があります。外資みたいに「人が足りないから即中途採用」とかは今でも難しい。
だからこそ、石の上にも3年、君の希望を叶えるからあと2年待ってくれ、今のつまらない仕事に全力を尽くしてから希望を出せ、とか上司は言います。
断言します。不思議なことだけど、日本では「若さ」こそもっとも価値のあるアピールポイントです。
この「若さ」を活用できるのは27〜28歳くらいまで。だから20代はもっと自分の市場価値と真剣に向き合わなければなりません。
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自分の市場価値ってどうやって測定するのか
会社の人事部は決して言わない真実。社員は入社1年目にどこの部署に配属されるかで市場価値が変わります。平等なんて全くありません。
海外駐在要員候補を育てる部署と地方工場に配属されるのでは、その後のキャリアが大きく変わります。
当たり前だけど、自分の市場価値を客観的に把握するには、自分以外の第三者の意見を聞くしかありません。
上司は君のやっている仕事は価値が低いんだよなんて言えないじゃん。会社の同期や先輩は、自分の市場価値なんて考えたことなくて、ゆでカエルのように会社に洗脳されている可能性大。
しゃあどうすればいいの???
答えは「転職エージェント」に相談する。
転職エージェントは業界・職種・年齢を総合的に勘案して、冷酷なまでにあなたの市場価値(=年収)を教えてくれます。
転職エージェントって即転職希望者以外でも相談に乗ってくれる
すぐに転職する気ががないのに、転職エージェントが相談にのってくれるのか?
もっともな疑問ですね。転職エージェントは、完全成功報酬で転職を成功させなければ求人企業から1円も報酬がありません。
結論から言うと、相談だけでも全く問題ありません。
転職エージェントは常に将来の転職見込客を確保しておきたいと考えています。転職エージェントは好景気の時の売り手市場であれば1人でも転職希望者を囲い込みたいですし、不況期の買い手市場であれば、若くて優秀な人材でなければ転職できないため、1人でも多くの相談者と面談したいと思っています。
さらに言えば、企業は常に求人企業からの特命案件(求人情報)を抱えています。キャリア、年齢等が細かく指定された特命案件(求人情報)はインターネットの求人情報を検索しても出てきません。
軽い気持ちで転職エージェントに相談に行ったら、思いもよらないお宝求人情報を紹介してもらえたってことがあります。
例えば、ぼくの友人は毎日午前3時まで仕事をする生活に疲れていました(しかもそれだけ働いて年収700万円)。
新卒で入社した会社で愛着もあったけど、同期が次々に退職してゆく状況に不安を覚えてリクルートエージェントに相談に行いったそうな。
転職する決意があったわけじゃないけど、ITを活用した広告ビジネスに興味があること、残業が多く残業代が未払いなこと等を転職エージェントに話を聞いてもらいました。
面談時間は1時間くらい。
そろそろ帰ろうか、そう思った時に転職エージェントから手渡された1枚の求人票。
エージェント:「ちょうど○○○社がマーケティング担当者を募集してるんですけど、いかがですか。直接広告業界に転職するのはキャリア的に難しいですが、○○○社のマーケティング部門も規模は小さいですが同じ経験が積めますよ。一度ご検討ください。」
4ヵ月後、友人はその会社へあっさり転職してゆきました。しかも、年収は700万円(+残業代)。
転職エージェント最大手の余裕か?リクルートエージェントは気軽に相談できる
転職エージェントであれば、どこでも気軽に相談に乗ってくれるのか?
残念ながら答えは「NO」です。
ある程度大手の転職エージェントでないと、担当者の数が少なく余裕がないため、相手にしてもらえない可能性が高い。
個人的な感想だけど、やはり業界最大手のリクルートエージェントが、「年間をとおしていつでも相談にいらっしゃい」という感じです。
20代だからこそ、明日でも即転職できるよう準備を万端にしておこう
あなたの周りにいる「まだ社会に出て何も知らないのに転職なんて生意気!」という大人は無視しましょう。
悩んで不安になっているあなたより100倍頭悪いですから。
20代って一瞬で過ぎ去ってしまいます。仕事に悩殺され、くたくたになって家に帰って、次の日同じように仕事して・・・の繰り返し。
20代をがむしゃらに働くのも良いけど、1ヵ月に1回は履歴書・職務経歴書をアップデートしましょう。
このままだとヤバいんじゃない? そんな感情がフツフツとわきあがってきたら、迷わず転職エージェントへ相談すべき。
20代の貴重な時間、動かないことによる機会損失は莫大。僕の友人も軽い気持ちでリクルートエージェントに相談(その後即転職)したことがきっかけで、広告ビジネスという興味のある仕事にチャレンジできました。
悩んで時間だけが過ぎ去ってゆくのは無駄無駄無駄。リクルートエージェントとかにガンガン相談して、自分の市場価値を把握しよう。