希望の部署に異動して、やりがいのある仕事にチャレンジしたい。
上司に相談しても、
「あと3年待ってくれ」
「君は評価が高いから将来期待しているよ」
「一足飛びに実現は不可能だから」
などと、希望をいだかせつつ誤魔化します。しかも数年たつと上司は異動、又は定年退職して約束は果たされないままです。
そんなことが10年続けば、やる気なんて一切なくなりますよね。
早く気付くべきです。あなたの願いは叶わないから一刻も早く転職しましょう。転職こそがあなたの夢を実現する最短ルートだったりするんです。
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新卒3年以内の離職率は3割。若者は我慢が足りないは本当?
厚生労働省が公表している「新規大卒就職者の事業所規模別就職3年後※の離職率の推移」を見てみましょう。
※:平成27年度3月卒については就職2年後、平成28年度3月卒については就職1年後の離職率を記載している。
企業規模1000人以上の大企業で離職率約25%、30〜99人の中小企業で離職率約40%です。平均すると離職率30%といったところでしょう。
冷静になるとかなり衝撃的な数字です。大企業ですらこの離職率です。
新卒で入社して3年間、仕事が少しできるようになった途端に転職。企業側は大損失です。
最近の若い人が我慢が足りない?、責任感がない?、社会のことがわかってない?
いいえ、その真逆。
冷徹にまわりの状況を見ています。5年後・10年後の理想とする自分と、上司・先輩社員を見て、「この人たちのようにはなりたくない」と思い退職してゆくのです。
やりがいって何?あなたの希望は誰も聞いてません
会社員をやっていると気軽に使われる言葉「やりがい」。
やりがいをもって仕事をすることが大切とか、会社への帰属意識を高めるには仕事へのやりがいが必要とか言われます。
でもね「やりがい」って恐ろしい言葉です。その「やりがい」が持てなかったらどうなるでしょう?
会社員をしていると興味がある仕事、挑戦したい仕事が1つ2つは見つかるでしょう。
しかし、あなたにチャンスが回ってくる可能性は低い。
あなたが面白そうと思う仕事は、たいてい他の人もチャレンジしたいと思っているはず。
会社は全員の希望を叶えていたら業務が回っていきません。
上司は「やりがい」を持てと言いますが、「やりがい」を持てる仕事はできません。
そうなんです、結局あなたの希望なんて誰も聞いてないんです。
頑張りすぎると異動できないという不都合な真実
頑張って今の仕事で結果を出せばきっと希望が叶うはず。それは大きな誤解です。
仕事で結果を出しても、あなたの望む仕事と会社がして欲しい仕事は異なります。会社はあなたに自己実現をさせるためではなく、利益を上げるために存在するんですから。
そして、仕事ができればできるほど、上司はあなたを手放しません。ずっと同じ部署に閉じ込めて使い倒すことでしょう。
例えば某大手企業では、だいたい3年毎にローテーションがあります。
しかし、ある部署のエース級の人材だけ12年間も同じ部署。しかも平社員です。
どう考えても並の管理職以上の能力がありますが、平社員として永遠に仕事をさせられます。
こうなったら抜け出すのは至難の業です。
希望を叶えるなら転職が最短ルート
このまま働いていれば希望の部署に異動できるのでは? 努力が足りないのではないか?
もんもんとした気持ちを抱えて働き続けるのは、正に生き地獄そのものです。
そして、5年後、10年後にありもしない希望にすがってきたことに気がつき絶望します。
希望する仕事をしたいなら、転職は最短で確実にあなたの夢を実現する手段になります。
もちろん、未経験職種であれば転職活動は楽にはいかないでしょう。
しかし、挑戦しないで後悔するのと、挑戦して後悔することとどちらを選びますか?
希望を叶えるなら転職が最短ルート。その道を選ぶかどうかはあなた次第です。