事実上サラリーマンの必修科目になったTOEIC。管理職への昇進の基準にもなっていて、仕事はできるけど、英語が苦手で出世できないという本末転倒な世界になってきてます。
なんだか、ちと違うなーと思いつつも、調べると2015年度のTOEIC受験者数は過去最高の278万人になっていた。ビックリだね。(TOEIC公式HPより以下画像引用)
一般的に英語が得意だと、
・グローバルに仕事ができる
・給料が高い仕事につける
・外資系企業への転職が有利になる
・海外駐在員に選ばれやすくなる
・将来管理職になれる
なんて言われています。
通勤電車の中、会社の昼休み、休日のスタバなんかでもTOEICの参考書をガリガリ勉強しているひとを2人、3人は見かけます。会社も受験料を補助するし、900点以上をとると10万円の報奨金がもらえる企業があります。
ぼくもテキストを10冊以上きっちり勉強して1年に3回もTOEICを受験してたんだ。
だけど転職の面接なんかでいろいろ言われて、TOEICって単なる商売なんじゃね、意味ないんじゃねと思うようになった。(英語力UP自体は賛成だよ)
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面接官から言われた想定外なコメント
英語コンプレックスを利用すると儲かるよね
採用面接でぼくが面接官に言われたこと。
面接官:「へー、TOEIC925点なんだー」
ぼく :「最近は3ヵ月に1回TOEICを受験してます。参考書も毎月1冊やりきってます!!」
面接官:「TOEICの試験だけで150億円以上の売上げだよ。関連事業も含めれば200億円以上。君のようなリピーターがいるからボロもうけできる商売が成り立つんだよ。TOEICに熱中しているなんて思考停止だよ。まあ、コンプレックスを利用するのはマーケティングの鉄則だけどね。」
ぼく :「え!、あ!、いや〜〜〜」
まあ、採用面接で言わなくてもいいんじゃねとも思ったけど、的を射ている。たしかに英語コンプレックスありまくり。英語なんて、中学3年、高校3年、大学4年で最低10年は勉強してるはず。でもまともに喋れない・書けない。
確かにTOEICって英語力をはかる楽な物差し。でも、それに振り回されてたことに気づかされた。もちろん、この会社からは面接落ちの連絡が来た。
重要な会議ではプロの通訳使うから、下手な英語はかえって邪魔
とある世界的外資系大企業に面接にいきました。外資系だから、英語出来るよアピールしなきゃと意気込んでました。
ぼく :「毎日英語の勉強をして、今はスピーキングを全力で頑張っています!!!」
面接官:「うちは、海外との重要な会議はプロの通訳つかうんだよ。実はね、日本人社員の英語力が悲惨でさ。中途半端な英語だと正しく伝わらなくて会議が混乱するからね。やっぱネイティブレベルじゃないとね。」
ぼく :「ネイチブですか...(ぼくの出番ないじゃないか!!!)」
レベルが違いすぎる。早くここから立ち去りたい、そんな気持ちになりましたよ。
まとめ
なんか、グローバル化の流れで求められる英語力が上がってきてる。それも、TOEICで測れないくらいに超実践的にね。
TOEICのスコアに執着しないで、より総合的な英語を身につけないとアピールできない時代がいつのまにか到来してたよ。
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