あなたの転職活動はうまくいってますか? 面接結果すら連絡してこない会社があったりしてイライラしますよね。

転職活動の最大の難関は面接。3次面接まである会社もあって、ちょっとしたミスであっさり不合格になります。

不採用になって初めて、グローバル企業であっても求人では「海外なんて興味ない(むしろ嫌い)」とか、積極性は不要で「組織に従順な人材」を求めている会社が意外に多いことに気付くでしょう。

転職活動はキレイごとではなく、転職エージェントと求人企業の本音を見抜かないと失敗し続けます。

でも最初から本音を見抜ける人なんて少数派。面接後に採用の見送り連絡があって「あ〜、やっちまった!」となるはず。

唯一の対策は、失敗談から学ぶこと。

それでは、ぼくの面接失敗談と後日転職エージェントから聞かされた不採用の理由とかを紹介します。全ての内容は120%リアル。ガチでマジだよ。

自滅パターンが最多。転職面接は飛び込みセールスじゃなくて、お見合いと思え!

面接によばれるということは最低限のスペックを満たしているということ。最後は他の候補者との相対評価になるけどね。

それなのに面接で不用意な発言をして、「え? もう試合終了」てなことがあります。

よく面接では積極性をアピール、チャレンジ精神、ベンチャーマインド、リーダーシップなどなど・・・・、一見ポジティイブな発言が大切と言われます。

あながち間違ってないけど、ずばりそれらが求められることは少ないです。それよりも、なんとなくフィーリングが合うか、企業文化に染まれるかが圧倒的に大切。新しい風を吹き込むとか改革とかの発言は、ヒトラー並に警戒されるだけだよ。

自分すごいでしょアピールって飛び込みセールスと同じで迷惑なだけ。

転職面接で話したこと、失敗したこととか。企業名も公表しちゃうよ。

ジャパンネット銀行

管理部門の補充人員を急募していました。銀行の面接は初めてで、どんな人が面接官かドキドキ。

40代くらいの男性管理職が登場、なんとマンツーマンの面接になりました。大企業の面接って面接官が普通2名以上のケースがおおいのに・・・

面接では、エクセルは得意か?、残業はできるか? とかこっちが心配になるくらい意味のない質問をされました。

心の中では、「こりゃあ採用するつもりないな」と思いつつ30分の面接受けました。

1週間後には案の定、「今までのご経験と企業が求めるキャリア・スキルが若干異なったため」という理由で不採用通知が届きました。

とりあえず、興味本位で面接に呼びつけられただけ。いっそ書類選考で落としてほしかったよ。

ソフトバンクモバイル(現ソフトバンク)

ソフトバンク=グローバル企業のイメージがありますね。ただ、部門によってはドメスティック人材を強く求めています。

グローバル志向が強い=興味がない仕事なら即転職、そんなことをソフトバンク人事部は強く懸念しています。

ぼくは、海外に憧れみないなものがあって、孫さん=グローバル、ソフトバンク=グローバル展開、IT企業=英語重要と思ってました。
よし!、海外志向をアピールしようと望んだ面接。

数百人の選考を勝ち抜いて最後の一人に残りましたが、「現在はグローバル志向の強い人材を求めていない」という理由であえなく不採用。

いったい何なんだ・・・

楽天

組織拡大に伴う管理部門拡大のため求人がありました。楽天のヘビーユーザーだったので、これからどんな組織になるんだろうという興味もあり応募。

面接官は現場のマネージャー1人、担当者3人の合計4人。

面接でのお決まりのやりとりを終えると、面接官が意外にも会社の方向性について語りだしました。

「近い将来この会社は全く別の会社に変貌をとげます。3年後、私たち(面接官)も全く別のことをしているし、たぶん誰もこの会社に残ってないだろうね。」

その言葉を聞いて、人の出入りが多い会社であることは確信できました。今でも、なんだか包み隠さず話す面接官だったなという印象が強く残っています。

1次面接は通過したものの、安定志向だったので、離職率が高い職場は辞退しました。

転職エージェントの建前と本音

転職エージェントは複数の求職者を同時進行で管理して、書類選考・面接日程などを調整しています。残念ながら、求職者一人一人に割ける時間は限られています。

会社毎の面接アピールポイント、NGワード、求人の本当の理由などとてもじゃないがフォローしきれません。

マラソンで言えば転職エージェントはあくまで伴走者。

転職エージェントも選考書類の添削、会社毎の面接アドバイス、模擬面談をできれば十分にしたい。だけど本音では、成功報酬のため、そこまでは面倒を見られない。

だから、求職者は転職エージェントのアドバイス内容、面接対策なんかは結局自分で責任を持つ必要があります。

まとめ

転職は人生の分岐点だし、絶対に転職を成功させたい。

しかし、好景気で売り手市場の場合であっても、待遇の良い会社への転職は簡単ではありません。

だからこそ成功方法を求めがちになります。だけど、転職を成功させるためには、とにかく失敗談から学ぶこと。そして自分の頭で考えることです。

どうしてこの企業は求人を出しているのか?
前任者が退職した理由は?
マネージャー候補の募集だけど中途採用者でも管理職になれるのか?
転職エージェントは自分の業界に精通しているのか?
勤務形態は裁量労働制となっているが、過重労働にならないか?
面接官が面接中横柄な態度をとっていないか?

全ての情報について、自分で調べ、分析して判断することが求められます。

転職に失敗する最も多いケースは、「有名企業」だから転職したです。転職は慎重にね。