ぼくは自分に自信があんまりなくて超保守的な人間。資格取得で自信のなさを補おうとして、いままで沢山の資格に挑戦してきました。恥ずかしいけど挫折した資格も多い。
取得した資格:USCPA(米国公認会計士)、日商簿記1級、TOEICスコア860、その他(書道、そろばん)いろいろ
挫折した資格:公認会計士、税理士、証券アナリスト、情報処理技術者試験
勉強中の資格:宅建士
はい、典型的な資格マニアのにおいがしますね。スンません。
いままで勉強してきた中で、USCPAが一番コスパいいんじゃねと感じたので、恥ずかしながら紹介したいと思います。
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USCPA(米国公認会計士)とはどんな資格なのか?
USCPAはアメリカの公認会計士資格。USCPAと名刺に書いたり、アメリカでの独立開業には州のライセンスが必要。
試験科目は、FAR(財務会計)、REG(税法)、AUD(監査)、BEC(経営学)の4科目。
1科目づつ受験可能で、各科目とも75点以上で合格(合格率は各科目とも50%前後)。科目合格の有効期限は18ヵ月なので、この期間内に全科目合格しないと、科目合格が失効してしまいます。なお、日本での受験も可能です。
受験資格は、州によって異なりますが、大卒(150単位以上取得)を前提としています。
日本では独占業務はないため独立開業には不向きですが、監査法人や外資系企業への就職では一定の評価を得られます。
USCPAは簡単・意味なしと言われることがあるけどホントはどうなの?
USCPAは広く浅くいろんなことを勉強する試験です。イメージは日本のセンター試験。試験はインストラクションも含め全て英語で行われて、記述式の問題もあるので、「高校の英語の偏差値43ですが何か?」という人にはしんどい試験です。
USCPAは簡単・意味なしは本当?
USCPAは簡単・意味なしと言われる理由の一つに、受験者のレベルがあります。
USCPAの受験者は、日本の公認会計士、日本の公認会計士試験不合格者がけっこう含まれています。
難関大学を卒業している現役の公認会計士や、1万時間勉強したけどどうしても会計士試験に受からずUSCPAに流れてきた人たちにとって、USCPAの試験内容そのものはお世辞ではなく本当に簡単です。
足りないのは英語力のみだけど、難関大学を卒業しているだけあって、すこし勉強すればあっという間にUSCPAの英語はマスターできます。
だから、こうゆう一部の人の意見を取り上げてUSCPAは簡単・意味なし、1000時間で確実に合格できるという偏った話がまかり通ってしまいます。
USCPAはまじめに勉強しないと合格できない試験だよ
ぼくのUSCPAの総勉強時間は2000時間くらい。平日はほとんど勉強できないので、土日に集中して勉強していました。
経験者はわかるかもしれないけど、試験内容が全て英語って想像以上に大変だよ。
簿記とかの予備知識はあって勉強した知識はスイスイ頭に入ってきたけど、いざ試験になると英語を読むのが遅くて全く試験時間が足りない。
ぶっちゃけ1科目につき2回以上不合格になってます。
だれだよUSCPAちょろいなんて嘘ついてるやつ〜〜、当時はそんなふうに思ってた。
USCPAは一部の人を除いて、本気で勉強しないと合格できないし、実際合格できず試験を辞めていく人多いだろうな。
ちなみに、ぼくはUSCPA予備校のアビタス
USCPAはコスパ最強! 英語+IT+会計の基礎が学べる最強資格
ぼくが実際にUSCPAに合格してみて、USCPAがコスパ最強と思った理由を書きます。
【英語】普段から大量の英文を読み書きして、専門用語を覚えたりしていると英語力がついていきます。TOEICを受験しなくても、USCPAを勉強して合格すれば一定の英語力があることの正式な証明にもなりますしね。
【IT】監査でのITの利用方法、基本的なコンピューターネットワークの仕組みなんかを広く浅く勉強します。プログラミングができるようにはなりませんが、ITの基礎を理解することができます。
【会計】USCPAの会計の難易度は日商簿記2級程度。でも特徴としてIFRSが出題に含まれてきます。日本の会計は完全にガラパゴス。試験もムダに難易度を上げている。それに比べてUSCPAは基本的な問題+世界の最新会計基準から出題されるのでバランス感覚抜群です。
英語、IT、会計のそれぞれ分野の資格を取ろうとすると、テキスト代や受験料もかかる。しかも独占業務がない。
USCPAは、会計+IT知識を英語で勉強できて、合格後ライセンスを取得すれば独占業務が認められます(アメリカでだけどね)。もし深く勉強したければ、USCPA合格後に普通に本を読めばいいしね。
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USCPAの一番良いところは働きながら合格できるように制度設計されているところ
日本の、弁護士、司法書士、公認会計士、税理士などの難関資格は、事実上無職で勉強に専念することが前提になってます。もちろん働きながら合格した人もいるけど、受験者の1%以下。
無職で受験するとなれば最低500万円以上の機会損失が発生しています。さらに合格率1桁の試験であれば、勉強すれば必ず合格する保証なんてありません。
USCPAは働いて実務経験を積みつつ資格を取得することを前提としているので、キャリア設計がしやすく、合格しなければ路頭に迷うようなことはありません。
USCPAに合格することでぼくが感じたメリット
合格までにかかった費用は合計150万円。USCPAを取得することによって、理由はわからないが社内の評価はあがった。実は能力自体はあんまし変化してないんだけどね。肩書きたけ増えた感じです。
それでは、USCPAに合格することによってぼくが感じたメリットを3つ紹介したいと思います。
海外駐在要員候補に選ばれた
英会話ほとんどできないんですけど、ぼくでいいんですか? まあ決定じゃないけどね。任期は3年、ダメモトで首を長くして待ってみようと思う。
転職エージェントや監査法人からの直接スカウトが増えた
ぼくは求人動向を肌で感じるために常に複数の転職サイトに登録しています。資格取得欄にUSCPAと記載したところ、毎月プライベートオファーをいただいています。やっぱり資格って大切だと感じました。
継続教育(CPE)により強制的に勉強するようになった
メリットと言えるか微妙ですが、USCPAのライセンスを取得すると継続教育(CPE)が義務づけられ、3年で120単位の取得が必要になります。仕事が忙しくても隙間時間をうまく使って勉強するようになった。
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USCPAのライセンスを活かせる会社に転職するには?
ぼくの同僚たちはUSCPA取得後、移転価格スペシャリスト、IFRSコンサルタント、M&Aコンサルタントとして転職してゆきました。
もちろん、資格を取得したからじゃなくて、きちんとした職務経験があってこそスペシャリストとしての転職に成功したんですよ。
コンサルや特定分野のスペシャリスト求人は普通の転職エージェントに申し込むより、管理部門特化型エージェントMS-Japan
特にUSCPAのライセンスを付加価値として売り込もうとする場合は、資格を評価してくれるのは、普通の事業会社ではなくコンサルティングファームが圧倒的に多くなります。
だからこそ、最後の最後で、転職エージェント選びに失敗しないでくださいね。
現役USCPAの僕がMS-Japanで転職活動してみたら衝撃の結果が!
2017年、転職市場が売り手優位になっていたこともあって、転職活動をしてみました。
優秀な同僚がポツポツと大手企業へ転職してゆくのを見て、正直「うらやましい」と思ったんだよね。
ちょうど2017年後半にMS-Japanへ登録して転職活動をスタートしました。
僕のスペックはそれほど高くない。
大学卒業後に空白期間があるし、大企業出身でもない。
35歳overだし、経理経験は長くはない。
USCPAだけど、プロフェッショナルと言えるようなスキルもない。
とりあえず、MS-Japanから紹介された15社くらいにエントリー。
意外にも10社くらい書類選考を突破。でも1次面接がなかなか難しい。
転職活動を開始してから1ヵ月半経過時点の状況は、
1次面接落ち:8社
最終面接落ち:1社
残りはこれから面接予定の1社のみ。
しかしこの会社、日本中の誰もが知っている超超大手企業。平均年収も1000万円以上。
こりゃ絶対に相手にされないな。
ダメモトで面接を受けると、1次面接終了後30分以内に最終面接の連絡が!!!
なぜか超高評価???
そして最終面接も軽々突破し、内定通知をいただきました。
およそ2ヵ月間の転職活動の結果、あり得ないくらいの好条件で転職することになりました。
仕事内容も希望どおり、年収は最低250万円弱UP、福利厚生・企業年金も充実。
騙されてるんじゃ・・・、そんな気持ちしかないわ。
今は売り手市場とは言え、35歳overの転職は厳しいものです。
1次面接落ちが続いたときは転職活動を辞めようと思うほど悩みました。
それでもMS-Japanの転職エージェントさんに励まされてがんばった結果、超大手企業に転職できました。
運も良かったけど、実務経験+USCPAの組み合わせが評価されたみたいです。
あなたも転職しようか悩んでいるなら、管理部門やUSCPA有資格者に強いMS-Japanに相談してみるのもいいかもしれませんよ。
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