この記事を読んでるあなた。きっと既にUSCPAを受験しようと決めていて、「さて、どの予備校がいいのだろう?」と迷っていることでしょう。
USCPA資格自体が、弁護士、公認会計士・税理士ほどメジャーな資格ではないため情報がおおくありません。
受講形態、テキスト、講師の質、サポート体制、受講料、大学単位取得費用などわからないことが沢山あることでしょう。
かくいう私も、USCPAの予備校を探し始めた頃は、どの予備校がいいのかわからず途方にくれてました。
今では働きながら数年の勉強のすえに、USCPAに合格しライセンスも取得しています。
日本の大手USCPA予備校は、アビタス、プロアクティブ、TACの3社あり、このうちの1つを選択することになります。
過去を振り返ってみて、USCPA予備校を選ぶ際に、「結局、現在の自分のおかれた環境で合格するにはどの予備校が最適か?」について比較してみようと思います。
Contents
初めてのUSCPA予備校選びで忘れてはならない3つのポイント
USCPAはアメリカの民間資格のため日本から情報をタイムリーに入手することが大変です。
インターネットから情報が取れるといっても、様々な事務手続きは全て英語。トラブルがあればメールや電話でアメリカとやり取りする必要があります。
だからこそ、予備校を活用して効率良く受験勉強をしてゆく必要があります。
学歴審査・大学の追加単位取得サポート
USCPAは出願州によって異なりますが、大学卒業者(予定者)を対象とした試験となっています。
しかも大学で取得した単位は150単位以上、科目も一般教養だけでなく、経済、経営、会計等の単位が一定以上含まれていることが要求されます。
日本の大卒者がUSCPAに出願しようとすると、追加単位の取得が必要となるケースがおおくあります。
どのくらい追加単位を取得しなければならないかは学歴審査というものの結果でわかります。
この学歴審査手続きはアメリカのNASBAでおこなわれ、もちろん全て英語です。
これだけでも、初めての人はかなりハード。学歴審査と追加単位のサポートの手厚さはちゃんとチェックすることが必要なのです。
USCPA受験中のサポート
USCPAは働きながら受験することを前提としている試験です。社会人であれば突然の出張、残業はあたりまえ。
例えば、予備校の通学講座を選択しているけど、欠席時のDVD等の補講が無料だと嬉しいじゃないですか。
また、通信講座であっても予備校の自習室が使える、校舎に行って実際に質問するのもOKとかだったらモチベーションを保ちやすいですよね。
USCPAの日本受験が開始される前までは、アメリカまで受験に行かなければならなかったので、グアム受験ツアーなどを予備校が主催していて好評でした。
USCPA合格後のライセンス取得サポート
意外に盲点は合格後のサポート。その中でも一番重要なのはライセンス取得です。
USCPAに合格しただけではUSCPAと名刺に書くことはできず、ライセンス(米国での開業許可)を取得する必要があります。
USCPAに合格したのに、仕事相手に「USCPAではありません、USCPA試験合格者です」というのはかっこ悪いですよね。
そして、日本でライセンスを取得するには、必然的に予備校のライセンス取得サポートを利用することになります。
だからこそ、最初からライセンスまでを視野に入れておかないと後悔することになります。
アビタス・プロアクティブ・TACの特徴は? 入学の決め手は○○○だった!
アビタス
アビタスは1995年に設立後、20年以上にわたってUSCPA講座を中核講座として提供しています。
長年の講座運営によるノウハウの蓄積があり、USCPA講座をウリにしているため講座・テキスト等も洗練されています。
なんと言っても、日本語に完全対応したオリジナルテキストは受講生から、知識のインプットが効率良くできると好評です。
USCPA合格者数は累計3000人以上となっており、アビタスは信頼できるUSCPA予備校の一つです。
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プロアクティブ
プロアクティブは1998年設立、USCPA講座を「英語」で学ぶことを重要視しています。
バイリンガルの佐々木講師をウリにしており、知識のインプットを日本語50%・英語50%、アウトプットを英語100%で行っています。
英語の試験なので、特に英語に力を入れています。他の予備校と、すこし学習スタイルが異なりますが、多数の合格者を排出しています。
試験が得意、英語力に自信がある人には、プロアクティブはけっこうはまるのではないでしょうか。
TAC
TACは日本の資格試験の講座を多数提供している、大手資格試験予備校の1社です。
公認会計士・税理士講座でトップクラスの合格者数を出しています。
USCPA講座も提供しており、TACで公認会計士に合格したから、USCPAもTACで受講しようという人がたくさんいます。
講座・テキスト共に学習量が多く、どちらかとういと時間がかかっても良いから網羅的にガッツり勉強したい人に最適。
私はTACを利用していましたが、講義は95%、問題集70%くらい勉強して4科目合格することができました。
カリキュラムを100%こなしても合格できないことはないと断言できますが、TACのUSCPA講座は社会人にとっては学習ボリュームが多いことは注意です。
USCPA予備校比較まとめ
それではアビタス・プロアクティブ・TACの予備校比較をしてゆきましょう。実際の入学者に入学の決め手も調査しましたので、参考にしてみてください。
アビタス | プロアクティブ | TAC | |
---|---|---|---|
受講形態 | 通学(e-ラーニング含む)、通信(e-ラーニング) | e-ラーニング、通学、通信(USB or DVD) | 通学、通信(DVD、Web) |
校舎 | 新宿、八重洲、大阪 | 虎ノ門 | 全国 |
自習室 | 有(無料) | 有(無料) | 有(無料) |
テキストの特徴 | 日本語に完全対応 | 英語 | 日本語7割+英語3割のハイブリッド |
受講料(税込) | 553,500円〜 | 260,000円〜 | 494,000円〜 |
入学金(税込) | 10,800円 | 10,800円 | 10,800円 |
受講料割引 | 無 | 無 | 有(割引券、他校からの乗り換え、保有資格、株主優待による値引) |
支払方法 | 現金、クレジットカード、学費ローン(現金とクレジットカードの併用可能)等 | 現金、振込、デビットカード、クレジットカード、学費ローン等 | 現金、振込、デビットカード、クレジットカード、学費ローン等 |
教材の海外発送 | 有(発送費用 14,500円〜38,200) | 応相談 | 受講料に含む |
継続サポート | 5年間(email質問、受講生専用サイト、フォローセミナー出席)*無料 | 5年間(講義出席、email質問、受講生専用サイト、フォローセミナー出席)*有料 | 5年間(email質問、受講生専用サイト、フォローセミナー出席)*有料 |
大学単位取得 | 有(費用は受講料に含む) | 有:3単位250ドル | 有:3単位 22,600円 |
教育訓練給付 | 対応 | 対応 | 対応 |
学歴審査サポート | 有 | 有 | 有 |
体験入学 | 有:英文会計入門コースの2回目(全6回)まで受講無料 | 無 | TAC動画チャンネルにて無料体験講義を配信 *入学金免除券がもらえる |
無料説明会 | 有 | 有 | 有 |
転職サポート(無料) | 有 | 有 | 有 |
ライセンスサポート | 10,800円(税込) グアム、ワシントン州 | 32,400円(税込) グアム、ワシントン州 | 54,000円(税込) ワシントン州 |
入学の決め手 | アビタスの日本語オリジナル教材はすごいの一言。日本語で学べるから学習が進むし、e-learnig上で演習問題の全問解説が本当に便利なので、悩んで立ち止まってしまうことがまったくない。受講料は高めだけど、効率的に合格できそうなのでアビタスに決めた人が非常に多くいます。 | プロアクティブはバイリンガル講師による英語教材を使った講義で、試験に直結する内容のみに絞ることにより最短で合格するようになっています。佐々木代表の眠くならない個性的な講義に魅了され入学を決意! | 脱落しなければハイスコアで合格可能な網羅的な講座になっていて安心して入学できた。なんといっても、テキストが日英併記になっているので、同時に英語力もついて一石二鳥。 保有資格や他校から乗り換えで大幅値引きキャンペーンがあるのでお得。 |
まとめ
USCPAは諦めなければ合格できると言われていますが、大切なことの1つに予備校選びがあります。
アビタス・プロアクティブ・TACのUSCPA予備校から毎年合格者がでています。
ただしその中には、プロアクティブからアビタスのように、予備校を変更したら合格した人もいます。
やっぱり相性って大切なので、無料体験講座などを利用して、USCPA予備校をちゃんと比較しましょうね。
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