そろそろ仕事も落ち着いてきたし転職活動をしようか。でもどのくらい転職活動期間がなのか?

仕事をしながら書類準備、企業面接をしていくのは大変なことなことです。誰しもできるだけ短期間で転職したい。

転職活動期間の目安がわかれば、賞与をもらってから退職することもできます。

転職期間は転職のツボをおさえないと長期化する傾向にあります。

転職活動開始後に「え?、そうだったの。早く教えてよ〜」と後悔しないためにも転職活動の平均的な期間、そして転職を短期間で成功させるためのポイントを紹介します。

転職活動の平均期間は3〜5ヵ月、それ以上は転職中止もあり

転職活動期間はできるだけ短くしたいけど、現実にどのくらいの期間が必要なのか知りたくありませんか。

転職エージェントが公表している転職期間は3ヵ月を目安にしていますが、これは転職活動がスムーズにいったケース。

面接の日程調整がうまくいかなかったり、面接前にSPIを受験しなければならないと2〜3週間くらい転職期間が延びてしまいます。

そして一番怖いことは最終面接に落ち続けること。せっかくあと一歩までたどりつけたのに、モチベーションはダダ下がりになります。

2016年〜2017年に転職活動をした僕の同僚・知人13人のリアルな転職期間はこちら。

〈転職活動期間〉
1ヵ月・・・2人
2ヵ月・・・3人
3ヵ月・・・4人
4ヵ月・・・1人
6ヵ月・・・3人(転職中止)

転職エージェントのいう転職活動期間3ヵ月という話は本当。だけど注目ポイントは、転職活動を開始したけど就職先が決まらず結局転職活動を中止した人が3人もいること。

2016年〜2017年はバブル越えの売り手市場と言われているにもかかわらず、転職できなかった事実は憶えておきましょう。

業務経験がない、未経験職種に挑戦、資格を全くもっていない、英語が苦手などなど内定を獲得できなかった要因があるはずです。

こんな時は、むりに転職活動を継続せずに、スキルアップのため転職活動を中断することも一案です。

TOEICなんて2ヵ月集中して勉強すれば英語が苦手でも600〜800点を取得することも可能。簿記検定2級も3ヵ月あれば合格できる。

本気で転職活動しているのに内定が出ないなら、転職活動を中止してスキルアップすることが内定への近道だったりもします。

短期間で転職したいなら絶対に知っておきたい3つのこと

どんなに優秀な人材でも、転職成功のポイントを外してしまうと良い転職はできません。

頑張れば転職できる時代はおわっています。大切なことは転職活動の要所をおさえるかにかかっています。

求人サイクルに注意しろ

企業は一年中求人を出しているわけではありません。特に大企業ともなれば人員計画を策定しており、いつ、何人採用するかを綿密に計画しています。

さらに新卒採用と中途採用では採用スケジュールが異なるので、新卒採用のタイミングには中途採用は控えられる傾向にあります。

では、いつ転職活動をすることがベストなのでしょうか?

下の図表を見てみましょう。

一番下の点線が有効求人倍率(1人当たりの求職者にどれだけの求人があるか)です。常用のパートタイマーを含んでいます。

有効求人倍率は9〜12月にかけてピークを迎え、3月にかけて緩やかに低下してゆきます。

9〜12月までに企業予算の消化のため採用が活発になり、1〜3月で4月入社の新卒採用に合わせて収束してゆきます。

つまり中途採用のピークは12月、つまり年末に照準をあわせて転職活動すると内定が出やすいことになります。

リクルートキャリアの転職求人倍率を見ると、2016〜17年度は空前の売り手市場のため継続して右肩上がりになっています。

一見どのタイミングで転職活動しても結果は出ますが、大企業を狙うなら9月から転職活動をスタートすると、12月・翌年3月の2回の積極採用の波にのれるのでオススメです。

正社員・職種別求人倍率が最重要指標

テレビのニュースで紹介される有効求人倍率ですが、転職市場の状況を知る大切な情報であるものの、実際のところあてにはなりません。

というのも、パートの求人が含まれていたり、職種によって数倍のばらつきがあるためです。

リクルートエージェントの2017年7月職種別求人倍率を見てみましょう。

エンジニア職は人手不足が酷くまったく人が採用できないと言われています。

しかし、職種別で見てみると・・・

IT系エンジニア(インターネット専門職):5.74
化学エンジニア:0.74

化学エンジニアは1年前と比べても、求職者のほうが多い状態のまま。この職種で転職しようとしても不採用通知が積み上がるだけです。

リクルートキャリアでは転職市場の実態に近い、正社員・職種別求人倍率の情報が公開されています。実際の転職エージェントに登録した求職者と求人案件から計算されたものなので信頼性は高いです。

こういう情報があることを知っていれば、需要のある仕事、ベストな転職タイミングを見つけることができます。

転職だからこそ、SPI対策を侮るなかれ

新卒就職の時はSPIという適正検査を受けることが必須ですね。

能力検査(国語・数学)と仕事・会社との相性をみる適正検査の2つから構成されます。

転職者が受験を求められるものは通常SPI3-Gになります。

SPIの結果によってどの候補者を面接に呼ぶか、最終面接に進ませるかを決める判断材料の1つとして利用されます。

適性検査については中途半端に対策することによって、性格を偽っていると判断され評価が落ちる可能性あります。

一方、能力検査(国語・数学)は徹底的な対策をすることで点数を飛躍的に上昇させることが可能です。

卒業後に高校で学習した数学の知識・計算力、テスト形式の国語の問題にふれる機会は皆無かと思います。

SPIのホームページでは対策をしても得点に影響しないと書いてありますが大ウソ。2週間しっかり問題集使って練習して、本番環境にも慣れれば点数は必ず上昇します。

転職の場合、「書類選考が通過しましたので、5日後までにSPIを受験してください」と平然と連絡してくる鬼企業があります。

ボーダーラインは7割。でもこの転職者用のSPIを侮ってはいけない。日頃業務と全く関係ない知識を使うため初めて受験すると激難に感じます。

恥ずかしいことに僕は初めての受験で4割弱くらいしか回答できなかった気がします。

市販の問題集を数冊購入して必死に対策をしないと足きりされて、職務経歴は優秀なのに面接にすら進めないことが想定されます。

【まとめ】転職情報は鮮度が命、常に情報収集を怠るな

転職市場はめまぐるしく動いています。求人応募が突然締め切られたり、急募の求人案件が発生したりします。

腰を据えてじっくり転職活動をするのも一つの戦略ですが、とりあえず転職エージェントに登録して情報収集をスタートすることをオススメします。

応募書類だけ登録しておけば、急募の案件が発生するとタイムリーに案件紹介があります。

大手の転職エージェントのリクルートエージェントDODAエージェントサービスのどちらか1社で十分なので、転職市場の動向、求人案件情報、キャリア相談のため登録しておくことをオススメします。

こまめな情報収集が意外と転職成功に結びつきますよ。

>>転職サイト比較|年収1.5倍を実現する転職エージェントランキングはこちら