派遣社員をして経験を積んでから正社員になる。
派遣社員として働いていればいずれ正社員になれる。
派遣社員もちゃんと職歴として認められるから正社員就職で不利にならないはず。
はい、全部嘘です。
人材派遣会社の甘い言葉。猛毒注意だよ。
たとえ今無職だとしても、派遣社員から正社員を目指すなんて血迷ったことしちゃだめ。
正社員就職できるように正面突破あるのみです。
Contents
派遣社員で満足するな。今すぐ正社員を目指すべき3つの理由。
派遣社員は派遣会社に30%前後のマージンを抜かれ、30代後半にもなればよほどのハイスキルがない限り派遣先も限られてきます。
しかも日本では、派遣社員をきちんとした職歴とは見てくれません。たとえ経験があったとしても、職歴とは見なされないため正社員就職からますます遠ざかります。もうふんだり蹴ったり。
さらに3つの現実が追い打ちをかけます。
実力以上の仕事はさせてもらえない
派遣社員は良くも悪くもあくまでサブ。今持ってるスキルはA、だからAの仕事をやってもらおう。
でも、正社員の場合は「少し実力不足だけど将来の幹部候補としてBという仕事に挑戦してもらおう」ってな感じになります。
今はなにもできないけど、将来はA、B、Cの3つができるようになる正社員と、ずーとAしかできない派遣社員ではどっちが価値があるか言わずもがなです。
スキルなんてすぐに陳腐化するんだから、今の実力より上の仕事をしていかないとThe Endだよ。
研修・教育のチャンスがない
完全時給制の派遣社員。コストUP間違いなしの定期的な研修を受けさせるなんてもってのほか。
知識より経験という声もあるけど、やっぱり新しい知識を吸収できる研修はうれしいもの。しかも会社のお金でね。
例えば、仮想通貨の技術、イギリスのEU離脱影響、国際会計基準(IFRS)とか純粋に知識として吸収していかないと時代に取り残されてしまうことは容易に想像できる。
派遣社員はスキルアップのコストを全部自分で負担しなければならないので辛い立場だよ。
派遣社員は人事制度のかやの外。残酷だけど派遣は物あつかい
僕の勤務先では、正社員・契約社員は異動や退職する場合はみんなの前で挨拶をすることになってます。だけど、派遣社員の場合は原則挨拶や送別会はしない(させない)。
これ何を意味すると思います? 派遣社員は企業の人事制度に組み込まれてないんです。つまり、あくまで派遣社員は派遣会社の社員。
正社員と派遣社員では残酷なまでに区別されます。どんなに一生懸命働いていても、となりの席の正社員と派遣社員のあなたでは10年後に期待される役割は異なります。
正社員は会社の幹部として育成され、派遣社員は会社の歯車にすらなれずノートやえんぴつのような物あつかい。
まとめ
派遣社員をするくらいなら職種は限られるけど自分の取り分の大きいフリーランス(ギークスジョブ、レバテックフリーランス)のほうが100倍マシ。
派遣社員として組織の中で働いてもメリット皆無。そんなら潔く給料安くても正社員就職してステップアップした方が希望の仕事・年収に近づくよ。