この仕事なんの意味があるんだ? やってられるかよ!

たいていこんなふうに思っている場合、「あなたのやってる仕事はどうでもいいもの」です。

だれがやっても同じで意味がないことに、価値や理想をみつけようとしても無駄。

誰しも仕事に「やりがい」、「達成感」、「おもしろさ」などを求めたいという思いを持っています。会社のほうも、そのことを理解していて、雑用ですら欠かせない大切な仕事であるかのようなイメージを持たせようと必死です。

だれでも、おもしろくて重要な仕事に携われるわけではありません。
つまらない仕事ばかりしていると、「くそ!、転職してやる。」と思うのも当然です。僕もそんなふうに思うことがあります。

でもちょっと待ってください。安易な転職は危険だし、そもそもやりがいを追求しても良い人とダメな人がいます。

「やりがい」信仰は宗教と一緒。転職しても解決しないよ。

会社に週5日、毎日7〜8時間も働く。そしてもらえる数十万のお金。

就職して自分がオーナーでもない会社なのに懸命に働かなきゃならない。だからこそやりがいを持ちたい。その気持ちよくわかります。あなたの会社の同僚も同じことを考えてます。あいつより楽しい仕事したいとね。

転職しても同じ。転職先の会社でもみんな面白い仕事・自分が成長したことを実感できる仕事を追い求めて、上司のご機嫌取りとかして頑張ってます。

つまり、やりがいのある仕事は競争倍率が高くて、望んでも結局手に入らない人が多数。

神様お願いします!とお祈りしてるのと同じで宗教と一緒だよ。

「やりがい」を追求しても良い人・ダメな人

劣悪な環境で給料も安いアニメクリエーター、常に同僚と競争・過労死寸前まで働く大手戦略コンサルティング会社などやりがいを求めると何かを犠牲にする必要があります。

僕はある時期、たまたまやりがいのある仕事をしてました。健康を害してまでも頑張った時期がありました。でもその後に自分の力ではどうにもできない事件が起きてしまい、やりがいのある仕事を失いました。振り返れば、あそこまで「やりがい」にこだわって意味があったのだろうか?とむなしくなります。

収入は低くてもいい又はお金はある人、ずば抜けて優秀な人でないとやりがいを追求しても結局思い通りの結果にはなりません。
そもそも、やりがいは一生を通じて感じていけるものじゃないと、失敗した時・失ったときの挫折感はハンパないです。

だからこそ、自分はこれで1番になる!と思えて、「やりがい」を他人に突然奪われない(守っていける)能力のある人じゃないと、「やりがい」を追求してはいけない。

転職で「やりがい」を手に入れられる人の特徴

今いる職場でやりたいことができないなら、転職することをみんな考えます。100%の成功なんてないけど、やっぱり果敢に挑戦して希望を叶えてゆく人はいます。

例えば、日系企業子会社から飛び出して外資系戦略コンサルティング会社に転職に成功した留学帰りの35歳の男性。(元同僚だよ)

子会社なので50歳になっても課長クラスまでにしかなれません。しかも給料は親会社の7割程度。言われたとおりのことしかやってはいけないし、独創性・チャレンジ精神なんて邪魔なだけです。

もともと、海外の大学を卒業していて、英語もネイティブ並、頭もキレるとなれば転職は容易。倍率100倍以上の難関を突破してあっさり内定をえています。愛読新聞はフィナンシャルタイムズ、一般人とはレベルが違います。

やりがいはずば抜けた実力がないとチャンスすら巡ってきません。希望の仕事を見つけてから実力をつけるでは遅いよ。

転職はエージェント選び一つで結果が変わる

戦略コンサルティング会社への転職を成功させた同僚。将来転職する時のためどうやって転職したか聞きました。

求人倍率は0.6〜0.7倍くらいで転職市場は冷え込んでました。とりあえずリクナビNEXTへ登録したそうです。すごーく小さなエージェントから頻繁にスカウトメール来て実際にあってみるけど、ほとんどが希望職種ではなくて今より待遇が悪くなる求人ばかり。

諦めかけてた時に思い切って、リクルートエージェントDODAの大手転職エージェントに登録したとか。企業の人事部とのつながりが強い担当者に巡り会えて、ホントなら学歴で書類選考落ちのところを無理矢理面接に進ませてくれたと言ってた。

大手だから転職が必ず成功するわけじゃないけど、転職成功のカギは良い担当者に巡り会えるかどうかが大切ってことを思い知らされました。