今の職場が嫌で転職したい。でも、転職したらもっと悲惨な職場の可能性もある。
そうです。転職すれば100%の確率で状況が好転することはありません。
せっかく転職したのに、嫌な上司がいる、残業代が出ない、仕事がクソつまらない。
心配すればきりがありません。
あなたの同僚にもいませんか?
「なんでこの人、うちの会社に入社したんだろう?」
たとえば、僕の勤務先に転職してきた超優秀な帰国子女。
僕の戦闘力を100としたら、その優秀な人は戦闘力10000。
でも、その優秀な人は知らなかったのかな?
うちの会社には戦闘力100くらいの仕事しかないことを・・・
あんた完全にオーバースペックですから!
かくして、また、仕事の理想と現実に苦しみ、短期離職してゆく人が発生してゆきます。(いったい誰が面接して採用したんだよ・・・、うちの社長でした(涙))
スーパーサイヤ人の悟空がフリーザと戦えずにサラリーマンをしている姿を想像すれば、その人の苦しみがわかるでしょう。
じゃあどうしたら後悔しない転職活動をすることができるのでしょうか?
転職に失敗する人は、客観的に見ると「そりゃ失敗するよね」と言う転職活動をしています。
これから紹介する5箇条を肝に銘じて転職活動をしていれば短期離職を防ぐことができたでしょう。
Contents
第1条:企業ブランドに目をくらますな、転職先は仕事内容で選べ
転職活動て一番してはいけないこと。それは企業ブランドで転職すること。つまり、仕事内容に魅力はないけど、有名企業だから転職したい。
Webデザイナーの仕事がしたいのに、有名企業だからと言ってプログラマーとして就職するとかね。
仕事内容を追求していったら有名企業だった。それならOKです。
元ニート、新卒時に大企業への就職ができなかった人は特に注意です。
転職活動をしていても、知らず知らず企業ブランドで転職先を選んでしまいます。
1年前に転職した38歳男性。大手企業から超大手企業へ転職しました。
はたから見れば、転職大成功です。
でも、なんで超大手企業がこの中年男性を採用したのでしょうか?
実は社内でだれもやりたがらない、炎上プロジェクトを担当させるためでした。大企業こえーよ。
採用面接の時に仕事内容は知らされず「新しいプロジェクトがスタートするから担当してほしい」と言われていました。
おまえ、そんなんで転職するなよー。
超大手企業へ転職できる。それだけしか考えずに転職したため、炎上プロジェクトでボロボロになり、結局1年で退職。
短期離職と年齢が足かせとなり再転職先は、田舎の金融機関。絶望的なほどのキャリアダウンとなりました。
第2条:新卒一括採用企業は狙うな
大量の新卒一括採用をしている企業は、いまだに入社年次が人事評価で重要な要素となります。
こういう会社は人事異動で新しい部署に配属された時の自己紹介の仕方ですぐにわかります。
「○○年入社のXXです。」この一言が入ります。
こういう会社だと中途入社が管理職になるにはかなりの困難が伴います。
せっかく憧れの企業に入社できたけど出世できません。
こんな会社にわざわざ転職して、あなたは定年まで耐えられますか?
第3条:応募資格が低いことに喜ぶな
求人の応募資格を見て、「やった!自分も応募できるぞ!」と喜んでませんか?
ちょっと冷静になりましょう。その程度の応募資格で入社できる会社に本当に転職したいですか?
入社難易度の低い会社に入社しても大したスキルはつきません。
ブラック企業→人が来ない→応募資格を下げる
というのであればブラック企業は死ぬほど働けるからスキルが身につくかもしれません。
でも転職してまでそんな環境に飛び込むなんておバカです。
転職活動をするなら、内定がすぐに得られなくても応募資格がそこそこ厳しい企業に入社することを目標にしましょう。
第4条:儲からない業界・業種を選ぶな
介護、飲食業界がなぜ離職率が高いのかご存知ですか。
ずばり、儲からないからです。
儲からないと、給料も増えないし、社員研修にもお金をかけられません。
そして、ビジネスがうまくいかなければ、残業代未払・労災隠しが当たり前のように発生するようになります。
あなたがどんなに優秀であっても、会社が儲からなければ、あなたの努力がまったく報われません。
金融機関で働いて1000万円を稼いでいる人はあなたの何倍も優秀ですか?
そんなことはありません。年収はその人が選んだ業種に大きく左右されます。
せっかく転職するなら、儲からない業界・業種は絶対にさけましょう。
第5条:実力以上のポジション・年収を求めるな
管理職経験が一切ないけどマネージャーになりたい。
未経験だけど年収800万円以上欲しい。
あなたは今地獄行きのジェットコースターに乗っています。
自分の胸にてを当てて考えてください。あなたにその価値はありますか?
・・・・・
10秒以内に答えが出なかったのなら、それが答えです。
つまり、あなたにその価値はないんです。
職務経歴書をもりまくって、面接官をだまくらかして入社することもできるでしょう。
しかし、そのあと任される仕事の難易度と重圧に耐えられますか?
無理に入社しても、「え? あんたそんなにバカだったの?」
毎日同僚に陰口をたたかれることでしょう。
最後に転職を成功に導くために
転職したい、内定がほしい、キャリアアップしたい。
そりゃそうですね。だけど、ちょっと待って。
転職活動中は内定欲しさに、いろんな妥協をしてしまします。
・ちょっと面接官が横柄なひとだったけど大丈夫だろう
・異常なくらいの圧迫面接を受けた。競争倍率高いから仕方ないか
・内定通知書がもらえないけどまあいいや
・給料に残業80時間込みとなってるけど、まあいいか
・仕事内容を詳しく教えてもらえないけど、有名企業で働けるのなら何でもやる覚悟です
転職5箇条を心に刻み、後悔しない転職をしましょう。
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