記事タイトルの言葉、まさに昔のぼく自身に言ってやりたい。
日本人はとにかく資格好きです。大学生になってすぐに、ダブルスクールをして弁護士、司法書士、公認会計士、税理士、不動産鑑定士などの難関国家資格の勉強をしているひとがうじゃうじゃいました。
ぼくも、国家資格取得を目指して大学生の時から勉強してきた。そして就職活動もせずに大学を卒業して、国家試験をひたすら受験し続けました。
まあ、結局最終合格できなくって、既卒就職ですごい苦労したんだ。
今を振り返ってみると、資格を取れば収入が安定して(実際ある程度安定するんだけどね・・・)貧乏な生活をしなくていいとしか思わなかった。仕事への適性なんてコピー用紙1枚分の厚さほどすら考えなかった。
ただただ、社会に出るのがこわくて逃げてたんだと思う。
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Contents
大学在学中に難関資格に合格できなければ、絶対に新卒就職しましょう。
はっきり言って100人中97人は、人生のリスクヘッジのために難関資格を受験していると思う。
さらに悪いことに、難関資格に挑戦してる自分に酔っている。(ぼくもそうだったよ)
がんばってる自分かっこいい。お金も親が出してくれるし生活も大丈夫。
そんなことだから、人生にたった一回しか使えない「新卒」というプラチナチケットを無意識に捨ててしまってます。勉強することは悪いことじゃないけど、このプラチナチケットのを捨てるほどのものかな?
日本ではおかしなもので、新卒で一度就職しないと、その後正社員として働くことは事実上不可能になります。
いろんな可能性がキュキュキューとしぼんで、リスクヘッジのため難関資格に挑戦しているのに、リスクだらけになってしまう結果になる。
はっきり言って、大学在学中に合格できなければ、とりあえずでもいいから新卒で就職しましょう。
社会で1年間働くことで見えてくる3つのこと
ぼくは、某国家資格に合格できなくて、年齢的にやばいと感じたので必死に就職活動しました。
面接でぼろくそに言われて、不採用が続いたけど最終的に就職できた。
いままで頑張って働いてきて、やっぱ就職して良かったことを本音ベースで書きます。
毎月定期収入があるってやっぱすごい
初めて就職した会社の手取り月収は18万円くらいだったかな。都会で一人暮らしするにはギリギリ。
でも、昨日まで無職だったのに、毎月20日くらい出勤するだけでお金がもらえる。かなり新鮮な感覚だった。
なんでだろう。やっぱ定期収入があると精神的にかなり落ち着くし、物事を冷静に考えられるようになります。無職で切羽詰まった状況が続くよりは、就職ってありだと思う。
良いことも悪いことも体験して世の中の仕組みが見えてくる
世の中は100%正しいことなんて滅多にありません。例えば人の物を盗んではいけないと言われますが、小さい子供がいて盗まないと自分の子供が死ぬとなったらどうでしょう。盗まないで自分の子供が死ぬのが100%正しい?
昔の自分がそうだったけど、知識や理屈を振りかざすだけじゃ世の中は回っていかない。
就職すると理不尽なことのほうが多い。そして理不尽なことを経験することで、理想と現実のギャップ、世間の裏表なんかを知ることができる。
魅力的な異性との出会いがある
これが一番大事だよ! やっぱり就職すると働いている人が多いから、ステキな異性がいる。毎日会社に行くのが楽しくなるし、ちょっとした嫌なことがあってもオフロードバイクのように難なく乗り越えられます。
気軽にアフター5に誘ってみるもよし、真剣に結婚相手を探すのもよしです。
やっぱり社会で新しい出会いがあることで、自分の行動範囲が広がるし、人生に厚みもでてきます。
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資格試験が諦められなければ、1年後に再チャレンジすればいいんだよ。
就職したけど資格試験を諦めきれない。当時のぼくの正直な気持ち。
就職直後は、仕事になれることに精一杯で1年ぐらいしんどい状態が続きました。
でもそのうち、余裕が出てきて、「あ!、もう一回挑戦しようかな」という心境になりました。
ボーナスをちゃんと貯蓄してたので、授業料を自分で支払う余裕もあり。
そして就職してから1年後に勉強を再開しました。
勉強は働きながらでもできるので、自分の小さな世界に閉じこもらないで、一度社会に出てみようよ。
資格浪人はただの甘えだってことに早く気づこう。
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まとめ
資格の有用性は否定しない。勉強することは大切。
でも、働くってことは教科書では学べないよ。自分の生活費すら稼げないよ。
準備ができてから(資格合格)じゃなくて、走りながら(働きながら)生きていこうよ。