転職の採用面接でどんなアピールをすればいいかわからない。でも、積極性をアピールしないと他の候補者と差が付かない。ジレンマですよね。

面接で失敗しがちなのが、この入社後の資格取得アピールです。冷静に考えると思考停止している証。

ぼく頑張って勉強してますってアピールしてるんだけど、本当に資格取得が必須なら書類選考を突破して面接になんて呼ばれないよね。

さらに、資格が必須な仕事って一般企業でかなり限られている。資格取得をアピールすると、資格が活用できない仕事はやりたくないじゃないか、資格を取得をしたら転職しちゃうんじゃないかと面接官に悪印象を与えてしまいます。

Sponsored Link

一般企業の採用面接でアピールしたら面接官のご機嫌を損ねた資格試験

アホなぼくが面接で入社後の資格取得をアピールしたら、一瞬で場の雰囲気が変わった感じがしました(もちろん不採用)。ある程度仕事経験を積んだ今のぼくが面接官をやったら、きっと96%以上の確率で不採用にすると思います。

そもそも、大企業であればジョブローテーションが必ずあって、職種限定の採用はほとんどありません。中小企業ならなおさら、何でも屋さんにならないと仕事が回っていきません。
資格は難関であればあるほど、その人の仕事範囲を狭める結果になるので、ミスマッチが拡大する結果になります。

それでは、ぼくの大バカな転職の採用面接での資格アピール失敗談をお読みください。あなたは絶対に同じ失敗をしないでください。

コンサルティング会社:会計士・税理士資格アピール

内部統制関係のコンサル会社へ面接に行った時のこと。仕事内容は、簡単に言ってしまえば会社の業務のどこにリスクがあってその対応方法はとかについてアドバイスする。もちろん会計、税務の知識もあったほうがいい。

コンサル会社で一番大切なのは問題解決能力。正直、単なる知識は必要な都度専門家に聞けばいい。

ぼくはそこを理解していなかった。

うかつにも、「会計士の勉強を入社後に続けてスキルアップします」なんて言ったもんだからまあ大変。

面接官から「入社後3年間はどぶさらいみたいな仕事(上司の雑用係)がメインだよ。耐えられるの? 試験勉強なんてする時間ないよ。」ときつい一撃をくらいました。

コンサル会社は、問題解決の「知恵」は必要だけど、資格試験のような「知識」にかたよる人間は敬遠されます。

経理職:MOS試験(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)アピール

経理職はExcelでいろんな情報を集計しています。だからMOS試験の勉強して業務効率UPさせますなんてアピールしました。

うーん若かったな。MOS試験と業務効率を結びつける思考回路。ぼくが面接官なら、どんな優秀な人間だろうとお友達にはなりたくありません。

中堅グローバルメーカー:中国語検定アピール

これからは中国の時代。そうだ中国語だ。

中国も含めグローバルに展開しているメーカーだったので、「中国」をポイントに中国語マスター(試験も受けまっせ)意欲を必死にアピール。

面接官「あのさ、会議は英語でやるからさ!、中国語? 今からやるの意味あるの?」

・・・・・、あっさり撃沈

世界の公用語は「英語」、ぼくはすっかり忘れてました。

まとめ

転職では、資格を武器にとか、入社後の自己啓発として資格取得を目指すとかアピールするのは300%NG。

面接官が「お!、こんな資格もってるんだ〜(だったら役にたちそうだな・・・)」と勝手に想像してくれるのは全然OK。

そもそも、弁護士、医師、パイロットとかのように資格取得が前提となる仕事でなければ、資格アピールはうざいだけ。

それよりも、素直に業務に取り組んでくれそうな人を採用したいよね。

Sponsored Link