転職活動をはじめる時に必要になるものが職務経歴書(レジュメ)です。

転職サイト・転職エージェントにしようとする職務経歴書(レジュメ)をアップロード(入力)してくださいと言われます。

転職が初めての人は、「それ何?」と思うでしょう。

職務経歴書とは簡単に言えば、あなたの仕事実績の一覧表みたいなものです。

これを見れば、あなたが具体的にどんな仕事をしてきたか、そして将来どんな仕事をすることができるかの想像ができます。

でも、職務経歴書(レジュメ)って転職のときしか作成する機会がありませんよね。

そこで「こんな職務経歴書(レジュメ)を作成すると内定を勝ち取れるぞ!」、について紹介したいと思います。

職務経歴書(レジュメ)の役割、求人企業での使われ方は?

求人企業は、大まかな求人スペックを求人票に記載します。

例えば、これは某求人サイトの求める人材。一見丁寧に詳しく書いてあるように見えます。

「経理業務経験、財務業務経験3年」と求人に内容にありますが、経理と財務では仕事内容が大きく違います。

経理はどちらかと言うと「過去」の実績を見る仕事、対照的に財務は資金繰りなど「将来」を見る仕事です。

結局本当は、どんな人材が欲しいのか入り口の時点で不明確ですね。もしかしたら決まってないのか、経理と財務の両方の経験者を優先的に採用するつもりなのかわかりません。

歓迎するスキルに、連結決算経験とあるので、経理の経験があると有利になりそうです。しかし結局のところわかりません。

求人企業は、大まかな求めている人材を提示しますが、最終的に職務経歴書(レジュメ)を見ながら、「この人なら求人にマッチしそうだな。」と書類選考・面接を進めてゆきます。

面接時には、面接官の手元にはかならずあなたの職務経歴書(レジュメ)が手元にあり、あなたの説明と職務経歴書に不一致がないか、内容についてさらに突っ込んだ質問をします。

職務経歴書(レジュメ)はあたたの商品カタログに相当します。お客さん(求人企業)のほしい機能(能力)はしっかり記載し、余分な情報は記載不要です。

例えば、上の求人例では決算や資金繰り関係の経験だけ職務経歴書(レジュメ)に記載すれば十分。海外関係の仕事に興味がある、語学に強いとか誰も聞きたくない。

下手にスキルアップとかMBAとかの話は逆効果なんです。

職務経歴書(レジュメ)で見抜かれる仕事の基本能力

職務経歴書(レジュメ)は「要約力」が試されます。

つまり、あなたの何年もやってきた仕事内容・成果をギュッと凝縮して、「これです!」と書かなければいけません。

あなたの同僚に、すごく熱心でいっぱい話すけど、結局なにが言いたいのかわからない人いませんか?

職務経歴書(レジュメ)は、採用担当者が読んで「この応募者はいろいろ仕事をしてきたようだけど・・・」と思われたらそこで終わり。

極端な話、これまでの仕事を振り返ってそのまま書くのではなく、無駄な情報をどんどん削ってゆくことが大切。

無駄なことを削って重要な課題を明確にする能力は、仕事の成果に直結します。

職務経歴書(レジュメ)を一瞬見れば、この能力を持っているか見抜かれてしまいます。

職務経歴書(レジュメ)の書き方の基本

職務経歴書(レジュメ)は特定様式はありません。レイアウト・記載内容は自由です。ぶっちゃけ100%の正解はありません。

自由に書いて良いとなるとかえって難しくありませんか?

職務経歴書(レジュメ)のおさえるべきポイントを知らないと、意味不明な内容になったり、求人企業の知りたい情報が盛り込まれていない残念なものになってしまいます。

ではどのように職務経歴書(レジュメ)を作成してゆけばいいのでしょうか?

なにわともあれキャリアの棚卸しをしよう

職務経歴書(レジュメ)の作成は、「キャリアの棚卸し」から始まります。

これまで、どのような仕事をして、どんな成果を出してきたかについて、時系列で整理してゆきます。

こんな仕事をした、がんばったかどうかは重要ではなく、大切なことは定量的に業務効率改善・業績向上にどう貢献したかです。

たいした実績なんてないと思っている人でも、

・手作業をExcel関数に置き換えて作業時間を1日から半日に短縮
・書類(紙)を電子データに置き換えて業務コストを年間10万円削減
・まずくて不評だった社員食堂のメニューを入れ替えて従業員満足度を改善
・社員の給与振込口座をメインバンクに変更することにより振込手数料削減を達成
・社内に設置している自販機の缶コーヒー料金を業者と交渉し1本10円の値引き成功

このような経験はあるでしょう。ほんとうに小さな改善でもいいんです。

成果の大小にかかわらず、自分の仕事が会社をより良くしたことを意識してキャリアの棚卸しをしてゆきましょう。

ここを外すな!職務経歴書(レジュメ)に絶対記載するポイント

職務経歴書(レジュメ)のサンプルは「職務経歴書 サンプル」で検索すれば無数に出てきますし、リクルートエージェントで無料公開しているものを利用してもいいでしょう。

業種・職種によって職務経歴書(レジュメ)の内容はさまざまですが、省略してはいけない絶対記載する項目を紹介します。

職務経歴書(レジュメ)サンプルを加工していると、「これ要らないじゃん」と勘違いして消してしまうこともあるので注意しましょう。

記載が必要な項目

  • 作成年月日:ビジネスの基本、日付のない文書に価値無し
  • 職歴の要約(サマリ):書類選考では要約しか読まれないと思え
  • 勤務先の規模・概要:勤務先と転職先の企業文化がマッチするか判断される
  • 職歴は新しい順:直近の職歴が最大のアピールポイント
  • 保有資格・表彰歴など:自動車免許も立派な資格、もれなく書くこと
  • 語学力:英語が不要な仕事は減っている
  • 転職先で生かせる経験・人脈:即戦力になる人材か判断するポイント
  • 自己PR:おおきな実績がなくても他の候補者と差別化するポイント

これやったら即OUTな職務経歴書(レジュメ)・履歴書とは?

職務経歴書(レジュメ)・履歴書にウソを書いたり、ささいなことでも経歴を詐称することは絶対にしてはいけません。

入社後に判明した場合、出世・昇給に影響することはもちろん、最悪解雇になる可能性もあります。

うそ厳禁な項目

  • 年齢:求人応募に年齢制限があってもサバ読むな
  • 職歴:短期離職とかを省略しても社会保険の加入履歴でばれる
  • 未経験:未経験なのに”経験者”と偽って面接を受けていた
  • 希望職務:入社後に変更するのは至難の業
  • 保有資格:合格発表待ちなのに合格と書かないように
  • 転勤の可否:介護とかで転勤不可なら正直に言おう
  • 希望年収:社内規定によって給与レンジが決まっているので正直に言おう
  • 持病:入社手続きで健康診断を受けさせれれるよ

職務経歴書(レジュメ)の添削は転職エージェントにお願いしよう

職務経歴書(レジュメ)をどんなに真剣に作成しても自分では気付かないミスがあるもの。

しかも応募企業、職種によって記載すべきこと・してはいけないことは異なります。

不十分な職務経歴書(レジュメ)で求人に応募しつづければ、自然と不採用通知ばかりが届くことになりかねません。

こんな不幸な事態におちいらないためにも職務経歴書(レジュメ)の添削は転職エージェントにお願いしてしまいましょう。

転職エージェントの転職サービスに申し込むメリットは、たくさんの求人を紹介してもらえるだけではありません。

転職エージェントは毎年数千人もの転職希望者の職務経歴書(レジュメ)を見ています。そして求人企業の希望している人材像についても深く理解しています。

そんなプロ中のプロの転職エージェントに職務経歴書(レジュメ)作成のアドバイスを無料でしてもらえるんです。

転職エージェントに相談したからといって無理矢理転職させられることはありませんので、特に「職務経歴書(レジュメ)を作ったけど本当にこれでいいのかな?」と悩んでいる人はぜひとも相談してみましょう。

リクルートエージェントは日本語だけでなく英文の職務経歴書(レジュメ)にもしっかりアドバイスしてくれるのでオススメな転職エージェントですよ。

20時くらいからでも面談してくれるので、会社帰りにふらっとリクルートエージェント
に立ち寄ってみるのもいいかもしれませんね。



まとめ

職務経歴書(レジュメ)の作成は面接より難しいかもしれません。転職の最初のハードルは書類選考です。職務経歴書(レジュメ)だけであなたの価値を判断され合否が決まります。

内定を勝ち取るにはちょっとしたミスも許されません。だからこそ一人で悩まず、転職エージェントを味方につけて完璧な職務経歴書(レジュメ)をつくりあげましょう。

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